永久に刻みしメモワール
(Beenkids様に捧げる歌)

待ちわびた一冊の本
美術書を思わせる装丁
白き本には青き腰巻き
上品に作られた豪華本
そして表紙には
銀色のひめさまが微笑む

震える手で表紙をめくる
胸つまる記憶の中で
開かれた最初のページ
そこにはメモリーボール
記憶の糸はほぐれはじめ
ゆっくりと本の世界に入っていく

憂い顔と輝きと
また会えたひめさまは美しく
膨大なデザインと資料
そのボリュームに圧倒され
監督達へのインタビューも
過不足なく完璧に

監督、デザイン、作画監督
音楽、美術、脚本、演出
忘れちゃいけない監督助手
たくさんの人々の輝きが
mamekozou氏達の手になり
輝きを結晶化させる

開くときには銀のひめさま
至福の時間を得る喜び
閉じたあとにも元気なひめさま
明日も一日がんばれる


※編集スタッフの皆様、
本当にありがとうございました。