潮の音の聞こえる夕暮れ
海に日が沈みかけ
あたりが夕日に包まれると
私は浜辺に一人で座り
白い貝殻を耳にあてる
きこえるのは遠い海鳴り
そして遠くの彼の声
今は遠くにいても
彼の心が手に取るように
潮騒に乗って伝わる
彼の頑張る気持ちが
温かな思いになって
私の胸を熱くする
水平線の向こうに
今日も太陽が沈む
一日の仕事を終えて
俺は浜辺に座り込む
ふと目についた白い貝殻
手にとって耳に当てる
ざわめくような潮の音
きれぎれに届くかすかな声
あいつの姿が目に浮かぶ
いつも笑顔のあの姿
疲れを癒してくれるように
俺の心が温かくなる
とっぷり暮れた星の下
想いが夜空を越えていく
遠く離れた海の際
想いが距離を超えていく